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<ニュースレター「マネーの知恵」 2023年7月発行>
投資信託は簡単に言えば「投資家から集めたお金をひとつにまとめ、大きな資金にして、ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」ということになります。
投資信託毎に運用方針が定められており、集まった資金をどのような対象に投資するか、その方針に基づいてファンドマネージャーが決めています。
(ファンドマネージャーとはいうものの、通常はチームで運用されます。)
<そもそも投資信託とは?>
出所:投資信託協会「そもそも投資信託とは?」
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/
投資信託の最大の魅力はお金を集めることで、投資家が少額からでも分散投資が行えるようになっていること。
そのため投資信託は「資産形成の王道」といえる位置付けで考えられており、金融庁もその認識から現行のつみたてNISAや、来年(2024年)からスタートする新NISAのつみたて投資枠の投資対象を投資信託に限っています。
このような投資信託ですが、販売会社(証券会社・銀行・郵便局など)・委託会社(運用会社)・受託会社(信託銀行)のそれぞれ明確な役割分担をして運営が行われており、また、それぞれの役割に応じて受け取る手数料(コスト)もはっきりと決まっていて、目論見書やファンドの月報等に記載されています。
主なコストは購入手数料・信託報酬・信託財産留保額の3つですが、この他にも原則決算期ごとに監査法人による決算を受けるための監査報酬がかかりますし、また、 株式や債券などファンドの運用するために必要な売買コストもかかります。
このような費用を含めて、最近は「実質的な負担」「実質的な信託報酬」として公表している運用会社が増えており、その点では仕組債やファンドラップ等の他商品に比べて、投資信託は透明に運営されているといえるでしょう。
<投資信託の仕組み>
出所:投資信託協会「投資信託の仕組み」https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/scheme/index.html
■購入手数料は販売会社のみが受け取る手数料
投資信託にかかるコストは主には3つあります。
1番目は投資信託の購入時にかかる購入手数料で、1~3%程度かかることが一般的です。
購入手数料は投資信託を購入する際の説明や事務手続き等の対価として、販売会社に支払う手数料です。
この購入手数料は販売会社のみが受け取る手数料で、その他の委託会社(運用会社)や(信託銀行)は受け取っていません。
そのため勘違いされていることも多いのですが、投資信託を乗換えしたからと言って運用会社や委託会社が儲かるものではありません。
私自身が運用会社の仕事を長年経験してきているからわかっていることですが、運用会社の人間は「長期保有すればいいのに」「(販売会社の人に対して)なんで乗換えを勧めてしまうのだろう」と考えていることが多いものです。
近年は「ノーロード」と呼ばれる購入手数料がかからないインデックスファンドが個人投資家に人気になっていますが、それは基本的に投資家自身で全ての手続きや商品選択などを自己完結できることが前提になっています。
担当者によるアドバイスやアフターフォローを期待するならば、購入手数料はかかるものとして認識しておく必要があるでしょう。
新NISAのつみたて投資枠の選択肢はノーロードに限られているため、それでアドバイスを行うことは収支に見合わないとして、成長投資枠のみ対応すると決めた販売会社があるのはこのためです。
■信託報酬は投資信託の運営にかかるコスト
2番目は投資信託の保有中にかかるコストで、信託報酬と呼ばれます。
投資信託の運営に関わる会社は主に3社(販売会社・委託会社・受託会社)がありますが、信託報酬はそれぞれの役割分担に応じて、これら3社に支払われます。
信託報酬の配分割合については、投資信託の目論見書に販売会社・運用会社・受託会社のそれぞれがどのような割合で信託報酬を受け取っているかということが記載されています。
また、月次レポート等にも信託報酬は年率で記載されており、日々時価に対して1日分がファンドから差し引かれています。
そのため日々算出されている基準価額は信託報酬が控除された後の数字になります。
■解約ペナルティに相当するのが信託財産留保額
そして 3番目が信託財産留保額になります。
この信託財産留保額は投資信託を解約する際、手数料とは別に徴収される費用です。
これはファンドの資金流出入に伴って発生する有価証券の売買コストをまかなうためのもので、販売会社や運用会社が受け取るのではなく、信託財産に留保されます。
そのため信託財産留保額は「投資家間の公平性を保つためのコスト」といえるもの。
簡単に言ってしまえば、「残るファンドの保有者に迷惑をかけないように、換金するために発生する売買コストは、換金をする投資家が負担してくださいね」というペナルティが信託財産留保額です。
信託財産留保額はファンドによって差し引かれるものと、差し引かれないものがあります。目論見書や運用報告書・月次レポートなどに記載されています。
■アクティブファンドのコストとパフォーマンスに相関性はない
世の中には日頃からあまり深く物事を考えていない人が多く、そのような人達はコストが高い投資信託を敬遠し、少しでもコストの安いパッシブファンド(ETFやインデックスファンド)を求める傾向が顕著になっています。
実際はコストが安いファンドのほうがパフォーマンスは良くなるというのはパッシブファンドに限ったことであり、アクティブファンドに関してはコストとパフォーマンスの間に相関性は見られないのですけどね。
むしろ金融庁からは、コストが高いアクティブファンドのほうのアクティブシェアが高く、好成績(シャープレシオが高い=投資効率が良い)になっているというデータが発表されていたりもするのですが(「資産運用業高度化プログレスレポート2021」)、深く物事を考えず、論理性よりも感情が優先される人達に何を言っても無駄でしょう。
今後も日本においては低コストのインデックスファンドが主流になっていくと思います。
この点については以前にニュースレター原稿に書いていますし、YouTubeの動画にもしていますので、ご興味のある方は改めて確認してください。
2021年6月 ニュースレター 『インデックスファンドはコストで選び、アクティブファンドはコスパで選ぶ』
https://www.fp-office.com/newsletter2021.6
2021年7月 ニュースレター 『コストが高いアクティブファンドのほうが、運用成績は良い傾向』
https://www.fp-office.com/newsletter2021.7
2022年9月5日 YouTube 『コストが高いアクティブファンドは良くないというのは誤った認識』
https://youtu.be/hyiwyFKw7Bo
【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)
ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)
<プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。
大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を10年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。
<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか
バンクビジネス2023年7月号
2023年6月20日発売 バンクビジネス2023年7月号
投資信託の特集にNISAやマーケット情報の集め方などについて寄稿(6ページ執筆)
エスコンフィールド
5月31日から6月4日にかけて札幌に行ってきました。
初日は夕方近くの到着だったため、北海道大学の散策だけでしたが、ポプラ並木もある広大なキャンパスを歩いて大変気持ちが良かったです。
二日目は日中がほぼオンライン会議でホテルだったため、夕方から散歩を兼ねてエスコンフィールドに行ってきました。
ヤクルトとの交流戦でしたが座席は満席で、立見席のチケットしか取れなかったため5回途中で帰りましたが、話題のキツネダンスを見ることが出来ましたし、何よりもメジャーの球場のような雰囲気が素敵でした。
三日目は新卒で入ったリース会社の同期二人と合流して、久しぶりに飲みました。
そのうちの一人は会社を辞めて、数年前に不動産会社を興し、今では地元のテレビにも出たりして、大変頑張っていました。
もう一人も東北三県の責任者になっていて、大変良い刺激をもらいました。
四日目はオンラインで打ち合わせをしてきたお客様と久しぶりに直接会うことが出来ましたし、北海道大学の学園祭を楽しむことが出来ました。
北海道はキャンプをしながら一周した経験があるため、今回は札幌だけの滞在にしましたが、食べ物も美味しかったですし、また行こうと思います。
ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート
プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ
仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
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