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インデックスファンドはコストで選び、アクティブファンドはコスパで選ぶ

<ニュースレター「マネーの知恵」 2021年6月発行>

近年はコストの安さから ETF やインデックスファンドに投資を行う投資家が増えています。
Bloombergの発表によれば、米国では昨年(2019年)の時点で株式ファンドの資金流入において、ETF やインデックスファンドに投資を行う「パッシブ運用」が「アクティブ運用」を上回るようになったようです。

「パッシブ運用」と「アクティブ運用」
既に投資信託を保有されている方は当然知っていることのため、今更説明をする必要はないと思いますが、ファンドは運用方法の違いによって、「パッシブ運用」と「アクティブ運用」の2つがあります。
「パッシブ運用」は名前の通りパッシブ、受動的に運用を行うというもので、日経平均株価やTOPIXのような市場全体の値動きを表す指標(ベンチマーク)に沿った運用成果を目指すETFやインデックスファンドがその代表例です。
このパッシブ運用においては、投資先の選定など運用担当者の判断能力は求められません。

もう一方の「アクティブ運用」は運用担当者が特定の株式や債券などの銘柄を選別して、組み入れ比率を決定します。
このアクティブ運用は「指数を上回る投資成果を目指す」ファンドと、または「価格変動(リスク)の小さい株式に投資を行う」「特定のテーマに該当する企業群に投資を行う」などといったように、投資家の様々なニーズに応える形でファンドの運用目的を設定して、それに沿って運用を行うものに分けられます。
最近投資家の関心が高いITやロボティクスファンドや、ヘルスケア&バイオファンドなどは後者になります。

コストの安さがインデックスファンドの魅力
マネー雑誌やインターネットの世界では「とにかくコストの安いETFやインデックスファンドを選ぶべき」という意見が多いですが、ファンド選びにおいてコストというのは一部の要素でしかありません。
それぞれのメリットとデメリットをしっかりと押さえた上で、投資するファンドを選ぶべきでしょう。

【インデックス運用のメリット】
・アクティブ運用を行うファンドと比べて、コストが安いものが多い
・ファンドの比較が容易
・ファンド毎の運用成績の差が少ない

【インデックス運用のデメリット】
・指数を上回る運用成果は期待できない
・投資を行う指数の選択によって、運用成果に差が生じる(日経平均株価/TOPIXJPXインデックス400など)
・投資魅力のない銘柄も投資対象に含まれてしまう
・指数(ベンチマーク)が存在しないカテゴリーには投資を行うことができない

インデックス運用の主なメリットとデメリットは上記のようなものですが、やはり最大の魅力はコストの安さにあると思います。

自由度が高いアクティブファンド
一方、アクティブファンドの主なメリットとデメリットは下記の通りです。

【アクティブ運用のメリット】
・コストを差し引いても、指数を上回る投資成果を得られる可能性がある
・指数が存在しないような投資も可能
・特定の指数に縛られることがなく、フレキシブルな運用を行うこともできる

【アクティブ運用のデメリット】
・(一般的に)インデックスファンドに比べてコストが高い
・実際に指数を上回る運用成果が実現できるとは限らない
・ファンド毎の運用成果の違いが大きく、ファンドを選ぶことが難しい

このようにインデックス運用とアクティブ運用にはそれぞれメリットとデメリットがありますから、単純にどちらのほうが良いと決めつけるものではありません。
それぞれの特徴をしっかりと掴んで、自分自身に合ったものを選ぶことが大切になります。

人気アクティブファンドの大半は、インデックスファンドやETFに勝っている
最近懸念しているのは、「ベンチマークを上回る運用成績を上げているアクティブファンドは少数だから、コストの安いインデックスファンドやETFを買っておけばいい」という意見にあまりにも偏り過ぎていることです。
たしかにプロの運用担当者(ファンドマネージャー)が目利きをして銘柄選択をしていても、実際に指数を上回る運用成果を実現できているファンドのほうが少ないというのは、数字だけを見れば事実です。
しかし、それはよりリスクの低い運用を目指しているファンドやテーマ型等、指数を上回る運用成果を目指していないファンドなど、本来は比較対象とするべきではないものまで含んでしまっているからです。
上記の意見をそのまま鵜呑みにはしないほうがいいでしょう。

実際のところ、近年のような情報社会において人気があるファンドは、良好な運用成績を出しているものが多くなっている傾向にあります。
例えば過去10年(20114月~20213月)の期間で、モーニングスター社のカテゴリー区分で日本株を投資対象とするもので、純資産残高が大きいアクティブファンド上位10本をみると、10本中6本がTOPIXを上回る運用成績になっています。
この結果が示すように「良質なアクティブファンドは、インデックスファンドやETFに勝っている」というのが事実です。

さらに10年間のリターンがTOPIXを下回っている4本が悪いファンドかというと、そういうことではありません。
例えば、さわかみファンド(さわかみ投信)は10年以上の長期の運用成績は良好で、先日「R&Iファンド大賞2021」(投資信託20 年/国内株式バリュー部門)で最優秀ファンド賞を受賞しました。

また、結い2101(鎌倉投信)は「ゆっくりと安定した運用を目指しています」というファンドの目標の通りの運用が行われており、この期間(20114月~20213月)のリスクは9.22%で、TOPIXのリスク(19.59%)を大幅に下回っています。
日本株に投資を行うファンドの中では極めて価格変動が小さい安定運用を実現しており、安定運用を望む投資家にとっては大変良いファンドといえます。

情報を見極める力
情報の少ない個人投資家が長期的に指数を上回る運用成果を上げているファンドを見つけることは難しいため、コスト優先でファンドを選ぶという基準も間違ってはいないと思いますが、ポストコロナはアルファベットのKの文字のように、業績が上向く企業とそうでない企業に分かれる時代だといわれています。
そのため外資系運用会社のレポートなどを読んでいると、今後の中長期的な運用戦略として「選別」や「厳選」という言葉がよく使われています。
コストの視点を中心にファンドを選んでしまうと、貴重な投資機会を失うことにも繋がりかねません。
皆さんにはぜひ「インデックスファンドやETFはコストで選び、アクティブファンドはコスパで選ぶ」ということを意識してもらいたいものです。

さらに言えばインターネットの発展とともに情報量が格段に増えていますが、質の低い素人レベルの情報も多くなっていますから、「情報を見極める力」を身に付けてもらいたいものです。
しっかり勉強し、質の高い情報に触れ続けていくことで、「情報を見極める力」を養っていきましょう。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。


<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

2021524日 オンライン勉強会開催
『~金融相場の終わりを告げるシグナル~ 最新の投資環境(20215月)

プライベート

【筋力トレーニング】
緊急事態宣言が出されて公共のテニスコートが使えないため、ゴールデンウィーク明けから筋力トレーニングに力を入れています。

近年はジムに行っても、アメリカンフットボールを現役でやっていた頃のように重い重量を挙げることはしていなかったため、現在はベンチプレスが90kgしか挙がりません。
そのためとりあえずの目標は夏(8月末)までに100kgを挙げられるように戻すこと。

コロナの期間の収穫として、「身体を鍛えた」と言えるように頑張っていきたいと思います。

<資産運用(投資)のプロとして寄稿>

Financial Adviser
2020年AUTUMN号

特集「withコロナ時代の資産運用アドバイス」にコロナ禍での資産運用方法を寄稿(約10ページ執筆)

FPジャーナル(日本FP協会)
2017年12月号

『活躍する先輩FPに聞く 起業・集客・経営のノウハウ』特集/資産運用アドバイスを求めて、九州一円から相談者が集まるFPとして紹介されました。

Financial Adviser
2019年SUMMER号

不安にさせない運用アドバイス特集
(10ページ執筆)
運用アドバイスに長けた3人のエキスパートとして紹介されました。

<テレビ>

2014年6月30日
 RKB毎日放送「今日感ニュース

2016年5月13日
九州朝日放送(KBC)「ニュースピア

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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