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インフレの長期化が見込まれることで高まってきた、資産保全の必要性(後編)

<ニュースレター「マネーの知恵」 2023年9月発行>

前編(https://www.fp-office.com/newsletter2023.8)でお伝えしたような事情から、足元でインフレに備えるための運用の必要性が高まりつつあり、また、岸田政権が資産所得倍増計画を打ち出すなど政策的な後押しがあることから、投資に関心を持ち、これから始めていこうとする人が増えています。

全てを兼ね備えた金融商品は存在しない
それでは資産運用を行う前に最低限知っておかなければいけないことは何でしょうか?

その一番目はそれぞれの金融商品の持つ特性を知っておくことです。
資産運用の手段には株式や債券、不動産など様々な手段がありますが、安全性や流動性(換金性)、収益性の全てを兼ね備えている金融商品は存在しません。

例えば預貯金は安全性や流動性の面では優れているものの、現在の金利環境においては収益性を期待することはできません。

また、株式の場合は、収益性は期待できますし、流動性の面でも比較的優れているといえますが、投資先の株価が大幅に下落してしまうリスクがあるため、安全性が高いとはけっして言うことができません。

不動産の場合は、株式のように短期的に高収益を期待することはできないものの、長期に渡って安定的に収益を得られる可能性があります。
したがって不動産は収益性を期待することができる資産といえます。
しかし、その一方で、売却してお金に変えようと思ってもすぐに換金することができないことも考えられるため、流動性の面では弱い資産です。

このように安全性・流動性・収益性の全てを兼ね備えた資産はないため、それぞれの金融商品の特徴を踏まえて、バランスよく保有することが重要になってきます。 

<各資産の強みと弱み>

作成:FPオフィス クライアントサイド

金融商品の特徴を踏まえてバランス良く保有することが大切
具体的にはどのようにしたらいいかというと、やはり投資の基本は分散投資ですから、預貯金・株式・債券・不動産(REITを含む))、金や原油などの商品等を幅広く保有することです。

個人が様々な金融商品を組み合わせて運用することをポートフォリオ運用といいますが、安全性・流動性・収益性の全てを兼ね備えた資産はないため、それぞれの金融商品の特徴を踏まえて、バランスよく保有することが重要になってきます。

但し、不動産については、日本はこれから急激に人口が減っていくため、移民を受け入れるなどをしない限り、需要は確実に下がっていきます。
一部の都市圏を除けば、地価は下がる傾向が見られるため、これまでのような資産効果は期待出来ない可能性が高いでしょう。
その点では日本以外の国に目を向けたほうがいいかもしれません。

相関係数で分散効果を確認する
それぞれ特徴の異なる資産を分けて持つことが大切になる理由として、値動きの異なる資産を組み合わせることで、全体の価格変動幅を低く抑えることができることも挙げておきましょう。

運用が上手くいって値上がりしている時に不満を持つ人はいないと思いますので、やはり気を付けなければいけないのは値下がりしてしまう場面です。
同じような値動きをする資産ばかりを保有していると、市況が悪化した時に保有している資産の全てが値下がりしてしまうような事態になりかねません。
そのためこれから儲かりそうな(上がりそうな)投資対象ばかりを狙って買うのではなく、反対に動く資産を含めて、異なる値動きをする物を組み合わせて保有することが重要なのです。

このような異なる値動きをするかどうかという点については、各資産間の相関係数で確認をすることができます。
相関係数は数字が1に近ければ近いほど同じように値動きをすることを表します。
逆にマイナス1に近ければ近いほど、反対の値動きをすることを示します。
分散投資を行う際には必ず相関係数を確認して、どのように資産を組み合わせるかを考える必要があるのです。

<各資産クラスの相関性>

出所:JPモルガン・アセット・マネジメント「guide-to-the-markets-jp 2023.3Q

投資成果に最も影響を与えるのは資産配分(アセット・アロケーション)
これはなかなか出来ていない人が多いのですが、楽しむことが目的の趣味の運用と、教育資金や老後資金のような将来必要とする大切な資金の運用は基本的に分けて考えるべきだということです。
ついつい楽しみながらお金を増やそうなどと考えてしまうのが人の性ではありますが、人間の脳というのは本来投資に向いていないため、楽しみながら運用を行おうとすると、失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。

また、投資の成果をもたらす要因には、銘柄選択、投資タイミング、資産配分(アセット・アロケーション)の3つがありますが、さまざまな研究結果から、資産配分(アセット・アロケーション)の影響が最も大きいことがわかっています。

そのため大切な資金の運用を始めるにあたっては、どの商品を選ぶとか、いつ買っていつ売るとかということよりも、まずは将来に向けてご自身のライフプランの検討をしっかりと行って、
ライフプランを実現するための資産配分(アセット・アロケーション)を決めることが大切になってくるのです。

ライフプランから資産配分を決めることは、具体的な運用目標を定めるためも欠かすことが出来ません。
具体的な運用目標を決めないまま資産運用を始めてしまうと、ついつい高収益を狙ってしまったりして、過度にリスクを取ってしまうようなことが往々にして起きてしまうものです。
これも投資で失敗するリスクを高めてしまう要因の一つです。

そのためライフプランを検討しながら、保有している金融資産を家計口座(流動性資産)、使用予定資金、確実性資金(安定運用資産)、利殖性資金(積極運用資産)など目的別に配分をして、それぞれの資産毎に目標とする運用利回りを決めるようにしましょう。

 <金融資産を目的別に分ける例>
流動性資金:いつでも引き出せるお金
使用予定資金:使い道が決まっているお金
確実性資金:安定的に運用するお金
利殖性資金:積極的に運用するお金

ライフプランを考えることは、投資で失敗するリスクを減らすことに繋がる
このように資産運用は金融商品の持つ特性をしっかりと理解して、自身のライフプランに沿った形で計画的に、投資対象を分散させながら進めていくことが重要です。
投資を行う目的がはっきりしていないと、高過ぎる収益目標を求めてしまい、それが原因で必要以上にリスクをとってしまったり、目的を持たないことで長く続けられなくなってしまうことが往々にして起こります。

「日本人は投資を行う前にライフプランを考えていない」
「ゴールを設定しないで、どうやって投資をしているのか」
などと海外の人に疑問に思われることがありますが、ライフプランをしっかりと考えることは投資で失敗するリスクを軽減することにも繋がりますので、まずはそこを大事にしてください。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。


大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を10年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。

<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

2023830日 終活アドバイザ-検定試験に合格(修了)
これから終活アドバイザー協会への入会手続きを進めていく予定です

プライベート

818日、25日、30日に飯塚市の筑豊緑地球場に行って、息子の準硬式野球の試合を観てきました。 

さすがに大学生だけあってプレーのレベルが高く、守備の好プレーが随所で起こります。
また、打撃のほうではホームランは見られなかったものの、ミートが上手で快音が響いていました。
投手は早いボールを投げる選手もいれば、変化球やコントロールで勝負する選手もいて、息子が出ていなかったとしても見ていて楽しい気がしました。

ちなみに準硬式はボールの中身が硬式球と同じで、外側の皮の部分が軟式と同じゴムで出来ています。
大学の硬式野球は木製バットを用いますが、準硬式野球ではバットは金属バットを使用することが可能で、打った感じは硬式球を打つのとほぼ変わりません。
ボールを投げる時の感覚も近いので、過去に数名の選手が準硬式野球からプロ野球に進んでいます。最近では大曲錬投手(福岡大学→西武ライオンズ 2020年ドラフト5位)がそのパターンですね。

息子は8月の5試合で合計2安打したとのこと。
お盆に室内練習場を借りて、打撃練習に付き合った時は状態が酷かったので、ヒット1本打てただけでも喜ぶべきだと思うのですが、本人は納得いっていない様子。
スポーツの世界は厳しいため、そう簡単に結果が出せるものではありません。
これから努力してもらいましょう。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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