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AI時代の生存戦略:デジタルを武器に、人間を謳歌する

<ニュースレター「マネーの知恵」 2026年4月発行>

~スキルとマインドをOSから書き換え、熱狂の海へ漕ぎ出す~

今月は、先月お届けした「脳の産業革命」という衝撃的な現実に続き、私たちがAIの時代に具体的にどう備え、どう行動すべきかという「処方箋」をお届けします。

3月号で予告した通り、この激動の時代を勝ち抜くための「具体的な対応スキル」と「マインドセット」について、深く掘り下げていきましょう。
 

「デジタル自立」は現代の護身術である
先月号で、アメフト部のマネージャーがAIを使って「よそよそしいほど完璧な敬語」のメールを作ってきたエピソードをご紹介しました。
学生すら当たり前にAIを文房具のように使う今、私たち大人に求められるのは、最新のAIを語る前に、まず「デジタル自立」という足腰を鍛え直すことです。

最近、街中で「デジタル難民」の方々の姿が目立ちます。セブン-イレブンのレジ前で、キャッシュレス決済の操作がわからず固まっている姿。

あるいは、私の息子がアルバイトをしているローソンでの出来事です。電力料金の支払いに来たものの、払込用紙もスマホも持たずに「払いたい」と言い張り、システム上無理だと説明すると、怒鳴り散らして小銭を投げつけて帰っていく高齢者がいるそうです。

これは単なる操作ミスではありません。デジタルを拒絶し、学ぼうとしないことが、社会との接点を自ら断ち、自らの尊厳を損なう「敵意」に変貌してしまっているのです。今はプロ野球の球場に入場するのにも、スマホ操作が不可欠です。デジタルツールを使いこなすことは、もはや「便利な道具」の習得ではなく、社会という場に参加し、自分を守るための「護身術」そのものです。
 

全ての入り口:IDとパスワードの「プロの管理術」
具体的なスキルの第一歩は、最も地味で、かつ最も重要なIDとパスワードの徹底管理」です。

今の世の中、パスワードを忘れた瞬間に、銀行口座からも、AIエージェントからも締め出されます。これを「誰かが助けてくれる」「窓口に行けばいい」と考えているなら、その甘えは今すぐ捨ててください。無人化が進む社会で、あなたを助けてくれる「人」はやがていなくなります。

私は、パスワード管理アプリだけに100%依存することはお勧めしません。スマホの紛失やアプリの不具合で、すべての「鍵」を一度に失うリスクがあるからです。

私が実践しているのは、「クラウド(OneDriveやDropboxなど)× Excel × 二重パスワード」という管理法です。すべてのID・パスワードをExcelシートにまとめ、そのExcelファイル自体に強力なパスワードをかける。
そのファイルをクラウド上に保存し、スマホやPC、タブレットのどこからでも、かつ安全に確認できるようにする。

ここまでやるのが「デジタルの戸締まり」です。アナログ派なら専用ノートでも構いませんが、「自分一人で完結できるリカバリー体制」を持つことが、AI時代の入場資格なのです。
 

AIを「部下」として使いこなす:検索から「対話」へ
さて、入り口を突破した先にある「具体的な対応スキル」の核心。それはAIを「部下やエージェントとしてマネジメントする力」です。

多くの方が、AIを「高度な検索エンジン」だと思い込んでいます。「〇〇について教えて」と単発の質問をして、返ってきた答えがイマイチだと「なんだ、AIは使えないな」と放り出してしまう。これは非常にもったいないことです。

AIを使いこなすコツは、「あなたは優秀な専門家です」と役割を与え、背景を説明し、対話を重ねることにあります。

例えば、私がコラムを書く際、単に「ネタを出して」とは言いません。「あなたは投資教育のプロです。新NISAに興味はあるけれど、暴落を恐れている50代の会社員に向けて、心に響く励ましのメッセージ案を3つ作ってください」といった具合に指示を出します。

このように、「背景(Context)」「目的(Goal)」「制約(Constraint)」を明確に伝えること。これを「プロンプト(指示文)」と呼びますが、これは技術というより、人間に仕事を頼む時の「マネジメント能力」そのものです。
AIは、あなたが「問い」を立てれば立てるほど、磨かれた答えを返してくれます。この「問いを立てる力」こそが、AI時代に最も高単価なスキルとなります。


ストレスを歓迎し、OSをアップデートせよ
新しいことに取り組むのは、当然ストレスがかかります。Excelの設定に手間取り、AIに意図が伝わらずにイライラすることもあるでしょう。
しかし、その試行錯誤の過程で苦しむからこそ、スキルは血肉になります。

AIを使えば「正解」は一瞬で手に入りますが、それはあなたの知性ではありません。泥臭く自分で触り、失敗して冷や汗をかきながら「こう言えばAIは動くのか」と体得していく。そのプロセスこそが、あなたの脳をAI時代の最新OSへとアップデートしてくれるのです。

Windows 95から30年間、パソコンが苦手なまま見過ごしてきた人にとっては、そのツケは大きいかもしれません。しかし、年齢を言い訳にするのはやめましょう。10代の子供たちが当たり前にやっていることを、私たちができないはずがありません。むしろ、これまでの人生経験がある分、AIへの「指示」の質は、大人のほうが高いはずなのです。


「介在価値」の二極化:アメリカの事例から学ぶ未来
今後、社会は「人が介在しないサービス」と「人が介在する超高額なサービス」に二極化します。

アメリカの資産運用業界を見てください。低コストなロボアドバイザー(AI)が普及する一方で、人間のアドバイザーに直接相談するには、多額の資産残高と高い手数料が必要になります。日本もいずれそうなります。実際に金融業界ではそのような議論が具体的に起こり始めていて、検討が進んでいます。

つまりそのうち遠くない段階で、「無料で人に聞ける」時代は終わるのです。
デジタル自立ができていない人は、AIにも相手にされず、かつ「人」のサービスを買う対価も払えないという、極めて厳しい状況に置かれます。だからこそ、今この瞬間にデジタルと融合するマインドセットが必要なのです。


AIに「作業」を任せ、人間は「熱狂」を謳歌する
なぜ、そこまでしてAIを使いこなす必要があるのか。それは、AIに「面倒な作業」をすべて肩代わりさせ、人間が人間にしかできない「体験」の価値を爆発させるためです。

AIエージェントが24時間365日、私たちの代わりにリサーチし、資料を作り、スケジュールを調整してくれるようになれば、私たちの手元にはかつてないほどの「自由な時間」が残されます。効率化の果てに人類が行き着くテーマは、究極の「余暇(暇つぶし)」です。

私は、これからの時代、「スポーツ」「芸術」「推し活」といった、非効率で感情的な体験の価値が、かつてないほど高まると確信しています。

AIは勝敗の確率を計算できても、アメフトのフィールドで泥にまみれ、仲間と息を合わせ、負けて悔し涙を流す「身体の痛み」や「魂の震え」を味わうことはできません。
美術館で一枚の絵画に圧倒される感覚、あるいは「推し」を全力で応援するあの熱狂。これらはデータ化できない、人間だけの聖域です。


五感を研ぎ澄まし、新しい海へ
先月・今月の2回にわたる特集で、私はあえて「危機感」を強調しました。
人が介在しない社会は、一見冷たく感じるかもしれません。しかし、それは裏を返せば、私たちが「本当に大切なこと」に集中できる時代の幕開けでもあります。

投資もライフプランも、すべてはその「豊かな時間」を守るための手段に過ぎません。事務作業やID管理という「作法」をデジタルでサッと済ませ、私たちはアメフトのグラウンドで、コンサート会場で、あるいは大切な人との食卓で、人間らしさを爆発させましょう。

デジタルと融合し、かつ人間としての五感を研ぎ澄ます。
怖がる必要はありません。準備を整え、この変化を楽しみながら、新しい時代を謳歌していきましょう。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。


大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を15年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。

<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・銀行実務・バンクビジネス・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

プライベート

315日(日)に福岡市天神で行われた西南学院大学アメリカンフットボール部の追いコン(卒業生を追い出すコンパ)に参加してきました。

今春卒業する4年生達とは、彼らが2年生の頃からほぼ毎週フィールドでの練習でぶつかって、勝負をして、一緒に汗を流してきので、気心知れています。
選手達はもちろん、マネージャーさん達ともお互いにいじったり、ツッコミを入れたりしながら話す、フラットな関係性です。

それぞれ社会人生活に対する期待や不安が入り混じった様子でしたが、バイタリティ溢れる若者達なので、社会人になっても必ず活躍してくれるでしょう。
たくさんお酒も飲んで、話して、楽しい夜でした。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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