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FRBが利下げ開始を決定、過去米国で利下げを開始した後のマーケットはどのように動いたのか?

<ニュースレター「マネーの知恵」 2024年9月発行>

米連邦準備制度理事会(FRB)は917日~18日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%と、通常(0.25%)よりも大きい利下げを行うことを決めました。

今回大きな利下げ幅となった理由として、早めに利下げを行うことで労働市場の悪化を防ぎ、また、足元は堅調に見えるものの、至る所に変調の兆しが見え始めている米国経済を維持していくことが目的だと思われます。

FRB利下げ開始後の株式市場のパフォーマンスはまちまちそこで今回は過去の利下げが行われた後のマーケット環境がどのようなものだったか。また、これから投資を行うにおいて、どのような点に注意をすればいいのかということを解説しようと思います。

まず、過去FRBが利下げを行った前後の米国株式市場のパフォーマンスを確認してみましょう。

データ出所:JPモルガン・アセットマネジメント 「guide-to-the-markets-jp2024.3Q

2001年のITバブル崩壊、リーマン・ショックを引き起こす原因になった2007年の住宅バブル崩壊の2回以外は、利下げを好感して株式市場は上昇しました。株式市場は先行指標と言われており、実際の景気よりも先に動くという特徴があるため、利下げによる企業業績の向上を見込んで投資家が買いを入れるからでしょう。

■金利低下は債券価格の上昇に繋がる
それではどのような資産がFRBの利下げ開始後に強かったのかを確認しましょう。下記の図表はFRB利下げ開始後、半年間の各資産のトータル・リターンを表しています。

データ出所:JPモルガン・アセットマネジメント 「guide-to-the-markets-jp2024.3Q

まず挙げられるのは債券のパフォーマンスが良いことです。FRBの利下げは通常長期金利の低下を招きますので、債券価格の上昇に繋がります。とくに信用力が高い米国国債や米国投資適格社債(BBB以上の格付けを持つ社債)が強みを発揮する局面です。

但し、これは米ドル・ベースの話しで、私達日本人が投資を行う場合には注意が必要。それは米国の景気が悪化して金利が下がると、為替が円高方向に振れる可能性が高いからです。為替ヘッジの活用を含めて、対応策を考える必要があります。 

株式市場は素材やエネルギーセクターの強さが目立つ
株式市場においては、利下げ開始後の情報技術セクターのボラティリティ(価格変動)の大きさが目立ちます。19989月のLTCM破綻(アジア通貨危機の結果起きた市場の大変動を吸収しきれず、ヘッジファンド大手のロングターム・キャピタル・マネジメントが破綻)の時期は52%の大きな上昇となっていますが、この時期は家庭にインターネットが普及を始めた時期でもあり、例外と考えたほうがいいかもしれません。

ITバブル崩壊、リーマン・ショック時に情報技術セクターは大きく下げています。足元の生成AI・半導体関連企業への人気集中でバリュエーション(投資価値評価)が相当高くなっていることを踏まえれば、これから情報技術セクターに集中投資を行うのは博打的なように感じます。

また、素材やエネルギーセクターの強さが目立ちますし、生活必需品や公益といったディフェンシブセクターの安定性も過去のデータでは示されています。とくに公益セクターについてはリーマン・ショック(20089月)のタイミングでも株価は下がらなかったという結果が出ており、ポートフォリオを安定させるために必要な資産クラスと考えられます。

投資家から集めた資金に、銀行からの借り入れを加えて不動産に投資を行うREIT(リート、不動産投資信託)にとって利下げはもちろん追い風になります。しかし、先に述べた債券同様に、利下げ局面で日本人が米国REITに投資を行うと為替差損を被る可能性が高いと思われます。為替ヘッジ付きのファンドを活用するなどの対策も考えてもらいたいと思います。

それと上記の図表には載っていませんが、通常金利が下がると金(GOLD)の価格が上昇するため、金への投資も利下げ局面では有効になります。最近は円安圧力が強かったため、為替ヘッジが付いていないゴールド・ファンドのほうが人気でしたが、今後は為替ヘッジ付きのゴールド・ファンドのほうが見直されてくるでしょう。 

新興国は株価上昇に加えて、為替差益を狙える局面
米国の金利が下がってくると、相対的に金利水準が高い新興国のほうに資金が流れやすくなります。そのためFRBの利下げは新興国にとっては追い風。為替においては米ドル安/新興国通貨高の方向感で動く可能性が高いのではないでしょうか?

その資金の中には当然株式に向かう資金が含まれるため、新興国株式市場にとってもフォローになります。過去FRBが利下げ開始した後に新興国の株式市場は堅調に推移しています。そのため新興国株式市場は株価の上昇に加えて、為替差益を期待できる局面だと考えられます。 

投資家としての胆力が求められるタイミング
過去のFRB利下げ開始後の各資産のパフォーマンスデータ等を踏まえて解説してきましたが、そもそも利下げは景気が悪くなってきたために中央銀行が行う政策であり、振れ幅(リスク)が大きい市場環境になってくるのが通常です。ネガティブなニュースなども増えるため、そのようなニュースに一喜一憂しないで投資を行う、投資家としての胆力が求められてくるでしょう。 

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融商品フェアアドバイザー(上級)
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。


大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を10年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。

<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

2024826日 オンライン勉強会開催
『株式市場の調整局面をどうやって乗り切ればいいのか? ~最新の投資環境(20248月)~』

プライベート

8月は送迎を頼まれたこともあって、息子の大学準硬式野球の試合を3試合観てきました。

そのうち2試合は飯塚市の筑豊緑地野球場で、試合まで少し時間が空いたので道の駅で食事をしたり、温泉に入ったりして過ごしました。

筑豊方面は行ったことがない道の駅が多いです。
しかし、規模が大きく、しっかりと整備された道の駅が多いようなので、涼しくなってから改めて行ってみたいと思いました。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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