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金融引き締めの影響で、米国経済に変調の兆し。2024年に浅い景気後退期を迎えるのでは?

<ニュースレター「マネーの知恵」 2023年12月発行>

2023年の米国FRBは高止まりするインフレへの対応で、合計4回の政策金利の引き上げを行いました。
1月時点の政策金利4.5%から7月には5.5%まで引き上げられ、これ以上の利上げは行われなかったため、市場参加者の間ではこれで利上げのピークを迎えたものとして考えられています。 

<米国の政策金利推移>

データ出所:外為ドットコム

2023年の株式市場は生成AI関連銘柄が牽引
年初の段階では急激な金利上昇の影響で、2023年後半には株式市場に向かい風が吹くのではないかという見方が強かったのですが、9月に金利急上昇の影響で株式市場が一旦調整した時期を除けば、思いのほか堅調に推移したといえるでしょう。
この背景には
生成AIへの期待から関連銘柄が買われたことに加えて、来年以降の利下げへの期待感が大きいことがあります。

 <日本・米国・世界株・新興国株式市場のパフォーマンス> 201312月~202311

データ作成:FPオフィス クライアントサイド

■インフレ・金利上昇で厳しくなりつつある米国の家計
しかし、足元の米国経済には政策金利引き上げの影響が各所に出始めており、2024年には景気後退に陥る可能性もあると思われます。
そこで今回は米国経済に見られる変調の兆しをいくつかご紹介します。

まず最初にご紹介したいのは金利上昇の影響で、自動車ローンやクレジットカード・住宅ローンなどの延滞率の増えていることです。

 <米国 家計債務別延滞率の推移>

データ出所:JPモルガン・アセット・マネジメント「guide-to-the-markets-jp2023.4Q

コロナ禍で大量のお金をばらまいた効果で家計に潤沢な資金があったため、これまでは延滞率は低く抑えられていましたが、家計の余剰貯蓄は2023年中にほぼ使い果たしたと思われます。
バイデン政権下で行われてきた学生ローンの返済据え置き措置が終わって、10月から再び返済が始っていることを考えると、今後はさらなる延滞率の上昇が起きる可能性が高いでしょう。

米国経済はGDPに占める個人消費の割合が高いという特徴がありますが、家計に余裕が無くなってきていることを踏まえれば、これから個人消費が徐々に落ちていく可能性は高く、また、足元の消費者マインドもけっして良好とはいえません。

<米国の消費者マインド推移>

データ出所:JPモルガン・アセット・マネジメント「guide-to-the-markets-jp2023.4Q

堅調だった雇用環境も徐々に悪化
また、ここ数年堅調だった雇用も、徐々に落ち始めています。
10月雇用統計の非農業部門雇用者数は前月差+15.0万人(前月:+29.7万人)と鈍化し、失業率は3.9%(:3.8%)と上昇しました。
企業の採用意欲も減退し始めており、雇用環境の悪化が見込まれています。

 <米国 非農業部門要者数、雇用動向指数>

データ出所:三菱UFJアセットマネジメント「投資戦略マンスリー202312月」

 

202411月には大統領選挙を控えています。
通常、大統領選挙が行われる年は、選挙対策として積極的な財政政策が行われるため、今回も景気をなんかかして保たせようという動きが出てくると思いますが、金融引き締めの影響で米国経済が悪化の方向に向かっていることには変わりはありません。

株式市場には「景気の悪化は避けられないものの、景気後退は避けられる」という楽観論が根強いようですが、注意深く見守る必要があると思います。
私自身は米国は2024年前半に浅い景気後退期を迎えると予想しています。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。


大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を10年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。

<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

 

近況報告

2023116日 オンライン勉強会開催
『新NISAに向けて、中長期(5年~10年程度)のマーケット環境について解説 ~最新の投資環境(202311月)~』

プライベート

11月も週1回程度のペースで西南学院大学アメリカンフットボール部の練習に参加して、学生達と一緒に身体を動かしました。

10月に入ってから右足のアキレス腱炎になってしまい、痛みで思うように走ることも出来ない状態になってしまいましたが、学生達は114日に春日公園球技場で行われた福岡大学との一戦がシーズン最終戦で、4年生達にとっては学生最後の試合になったため、痛い足を引きづりながらもなんとか試合前最後の練習まで参加して、練習相手を務めました。

写真はその時に4年生のキャプテンと一緒に撮ったものです。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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