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分散投資の効果

<ニュースレター「マネーの知恵」 2022年6月発行>

前月5月号の『投資で成功するかどうかは、アセット・アロケーション(資産配分)でほぼ決まる』では下記の点について解説しました。

お金をふやすには複利の力を活用することが大事    複利効果を十分に活かすにはブレの小さい運用を行わなくてはいけない
ブレの小さい運用を行うにために、投資対象を分散させる(=分散投資)
ただ投資対象を分ければいいというものではなく、相関係数を意識して、異なる値動きの資産を組み合わせる
投資成果の約9割はアセット・アロケーション(資産配分)で決まる

投資でお金をふやしていくために絶対に押さえておきたいポイントです。
これまでも再三お伝えしてきたことですね。
本能に従って投資をしているとこのことを忘れてしまい、ついつい目先値上がりしそうなものばかりを揃えてしまうものなのです。
そのため上記の点については、今後も繰り返しお伝えしていくことになると思います。

分散投資の効果
今回はその分散投資の効果について確認をしてみましょう。

<日本株(TOPIX)のパフォーマンス>

これは2000年から2021年までの日本株(TOPIX)のパフォーマンスです。
40%50%を超える大幅上昇をした年もあれば、40%近く下がった年もあります。

日本株への投資は相当ブレが大きいことがわかります。

<日本株(TOPIX)と日本国債を半分ずつ組み合わせた場合のパフォーマンス>

日本株と日本国債の相関係数は-0.3程度。
つまりこの2つは逆に動く傾向があるということ。
そのため、
日本株と日本国債を50%ずつ保有した場合のパフォーマンスは、日本株だけに投資をした場合に比べて、相当ブレ幅が小さくなっています。
しかし、日本国債から得られる収益は少ないため、全体的にリターンが低くなってしまいます。

<日本株(TOPIX)と日本国債、先進国株、先進国株を25%ずつ組み合わせた場合のパフォーマンス>

そこで先進国株と先進国債券をポートフォリオに加えて、25%ずつ保有した場合のパフォーマンスです。
リーマン・ショックが起きた2008年は29%の大幅なマイナスリターンになりましたが、その年以外のマイナス幅は小さく、分散投資の効果が発揮されていることがわかります。
また、日本よりも成長力が高い海外の資産を投資対象に加えたことで、収益性も向上しています。

実は私達が収めている年金もこのような考え方で運用されています。
次の図は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のポートフォリオですが、日本国内の資産(株式と債券)、海外の資産(株式と債券)を四等分する形で現在運用を行っていることがわかりますね。

<GPIFの基本ポートフォリオ>

データ出所:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ホームページ
https://www.gpif.go.jp/

GPIFの市場運用開始以来、2008年のリーマンショックの時期を含めても、収益率は年率平均+3.79%で、これまでに出した累積収益は107兆円を超えています。
GPIFの運用目標は実質的な利回り1.7%で、上記のポートフォリオは最もリスクが低い形を採用したとのこと。

GPIFはその資金量が巨大すぎるが故、資産規模が小さい(流動性が低い)市場には投資を行いにくいという事情があります。
個人投資家の皆さんはポートフォリオについて参考程度にとどめておいたほうが良いと思いますが、私達が収めている年金保険料がこのように相関係数を意識して値動きの異なる資産を組み合わせ、しっかりと分散投資を行っていることは知っておいたほうがいいでしょう。
その理由はこれが本当に正しい運用のやり方で、国が国民に対して広めようとしている投資方法だからです。

個人投資家の多くはポートフォリオ運用を行っていない
日本の多くの個人投資家はアセット・アロケーション(資産配分)の重要性について軽視しており、これから値上がりしそうな商品をあれこれ適当に物色して買うスタイルから抜け出せていません。
人間というのは強欲な生き物なので、本能に従って選んでしまうと、どうしてもブレが大きい(リスクが大きい)ポートフォリオになってしまい、結果的にお金がふえにくい状況を作ってしまうのです。
次回は長期投資の効果について解説しますね。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行う。


大和投信、三菱UFJ投信などの大手運用会社のアドバイザー(講師)を10年以上経験しており、マーケット環境や投資信託の活用方法についてのアドバイスを得意としている。

<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

202258日 大東建託 土地活用ナビ 土地活用コラム
『いまさら聞けない資産形成の基本~リスク分散の考え方』を寄稿

プライベート

【名古屋から大阪】
513日から15日にかけて、息子と名古屋と大阪に行ってきました。

13日は名古屋駅で親父と合流して、手羽先で有名な風来坊で男3世代飲み。
息子は未成年のためコーラでしたが、親父は「あと2年は生きて頑張る」と言い、孫と飲める日がやってくるのを楽しみにしている様子。

そのまま大阪に移動して、13日夜、14日昼に京セラドームでオリックス戦を観て、名門大洋フェリーで福岡に戻りました。就航したばかりの新しい船で、大変綺麗でした。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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