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個人型確定拠出年金(iDeCo)の制度改正で、50歳を過ぎてからでも利用するメリットが増加

<ニュースレター「マネーの知恵」 2022年2月発行>

2022年は確定拠出年金の制度改正がいくつか行われます。
そのため今回はiDeCoの改正点と、活用するメリットなどについて解説します。

50歳以降に加入した場合の空白期間がなくなる
現行のiDeCoは50歳以降に新規加入すると、60歳時点の通算加入者等期間が10年に満たないため、60歳の時点では老齢給付金を受け取ることができません。

受け取れる年齢に達するまでの期間は、掛金の所得控除という最大のメリットがない状態で、口座管理料を負担して、残高の運用を継続するしか出来ませんでしたが、今年5月の改正でこのような空白期間は生まれなくなります。

原則65歳まで掛金の拠出が可能に
また、iDeCoには運用益が非課税になるメリットに加え、掛金の所得控除が受けられるメリットがあります。
さらに今年5月からは原則65歳まで掛金の拠出ができるようになるため、定年後に延長雇用や再就職をして第2号被保険者として働く場合には、所得税等の税負担を減らしながら資産形成を続けることができるようになります。
そのため、50歳以降からでも利用するメリットが増加したといえるでしょう。

とくに自営業者やフリーランスの方で、60歳以降も国民年金に任意加入する予定である場合は、掛金を拠出して税制メリットを享受しながら老後資金の準備が出来るため、iDeCoは是非とも利用したいものです。
「ねんきん定期便」などで過去の年金保険料の納付状況を確認しながら、iDeCoを利用できるかどうかの確認をしてもらいたいものです。

企業型DCとの同時加入
それと2022年10月以降はマッチング拠出を行っている場合などを除き、企業型DCの加入者でも規約変更などの要件なしに、本人の意思でiDeCoとの同時加入が選択できるようになります。
そのため60歳以降も企業で働き続ける場合で、老後資金の準備が不十分であるなら、最優先でiDeCoを利用したほうがいいと思います。

受取り開始年齢時期が75歳まで延長
2022年4月からはiDeCoの受取り開始年齢時期が75歳まで延長されます。
しっかりと長期投資を行って、老後資金を増やすことに繋がるため、とくに定年が無い自営業者やフリーランスにとっては大きなメリットになるでしょう。
もちろん受け取り開始時期を可能な限り遅らせて、長生きに備えたいという人にとっても朗報といえます。

運用益非課税という利点は活かしたい
「人生100年時代」と言われるように超高齢化社会が進んでいる一方で、公的年金の財政悪化が懸念されています。
公的年金の支給水準の引下げは過去にも行われてきましたが、今後も引き下げ圧力が高まっていく可能性が高いと思います。
以前に国際通貨基金(IMF)が日本に対して勧告したように、公的年金の支給開始年齢の引き上げについても避けられない状況だと思われます。

このような事情を踏まえると、iDeCoやつみたてNISAを使っていないなら、50歳代からでも、前向きに活用した方が良いのではないでしょうか?
その理由はiDeCoの運用益非課税というメリットはもちろんですが、それ以上に掛金の所得控除が受けられるメリットが大きいと思うからです

また、つみたてNISA の場合は商品の選択肢が限られるものの、運用益が非課税になるメリットは使いたいですね。
つみたて NISAはいつでも引き出すこともできますし、絶対に 20年間の投資を行わなくてはいけないわけでもありません。

まとまった資金の運用という点では、NISAの利用も選択肢になってくると思われますが、どちらの制度にしても運用益非課税という利点は活かしたいところです。

iDeCoを活用する際のポイント
活用する際のポイントとしては、idecoは頻繁にスイッチングを行えるため、マーケット環境に合わせて柔軟にポートフォリオの内容を変更することが可能です。
若い時の資産形成とは異なり、まとまった資金の運用においてはリスクコントロールが最優先事項になります。

その点ではある程度商品の選択肢がある運営管理機関を選んでおくことも重要だと思います。
とくにマーケットが悪化した時に一時的にリスクを落とせるような、低リスク型のバランスファンド等の商品選択が可能な運営管理機関を選ぶことが望ましいと思います。

また、 idecoの活用を検討するにあたっては、退職所得控除の利用状況も確認しておいたほうがいいですね。
もし退職所得控除が使えるのであれば、一時金で受け取る場合のメリットは大きいものです。
仕事の状況や退職金の受け取り状況、退職所得控除の枠を利用できるかどうかを確認するようにしましょう。

デ―タ出所:金融庁「高齢社会における金融サービスのあり方」(平成3073日)

つみたてNISAiDeCoは投資初心者向きの制度
つみたてNISAやiDeCoは基本的に分散投資が行われている投資商品に投資をすることになりますし、また、定時定額購入方式で積立投資を行うことになるため、投資タイミングの分散(時間分散)を図ることができます。
そのため高値掴みしてしまうことを避け、運用が失敗するリスクを低減することに繋がりやすいものです。

また、時間をかけてじっくりと資産を増やしてことになるため、しっかりと長期投資のメリットを享受しやすい仕組みでもあります。
そのような点からしても、とくに投資経験の浅い人、投資に関する知識が乏しい人ほど、50歳を過ぎてからでもつみたてNISAやiDeCoを積極的に活用したほうがいいと思います。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。


<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

2022111日 オンライン勉強会開催
NISAや確定拠出年金のために身に付けておきたい~ 投資信託の基礎知識』

2022131日 オンライン勉強会開催            
『~調整色が強まる米国株式市場~ 最新の投資環境(20221月)』

プライベート

【コロナ禍の収穫】
オミクロン株の感染が広がっていることもあり、1月は遠出することもなく、自宅と仕事場を往復する日々でした。

そのような日々において、いいストレス発散になっているのがジムでのトレーニング。
しっかりと追い込んでやっているので、きついのは間違いありませんが、最近はテニスのサーブのスピードや変化量が増えるなど、効果を感じられる場面も多くなってきました。
コロナ禍の収穫といえそうです。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
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