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資産運用を始める前にライフプランの検討を行い、資産配分を決めておく

<ニュースレター「マネーの知恵」 2022年1月発行>

2022年がスタートしました。
過去2年間と同様、新型コロナウイルス
に振り回されそうな雰囲気で、先行き不透明な部分はあるものの、それでもワクチンの普及や経口治療薬の登場で、昨年の今頃に比べれば明るい兆しが出ているような気がしますね。

毎年の傾向ではあるのですが、新年を迎えたタイミングで資産運用を始めようとする方は多いものです。NISA、つみたてNISAが年単位での税制優遇制度であるためだと思いますが、ここ数年は1月に新たに資産運用をスタートさせる方の相談対応で忙しくなっています。
そこで今回は資産運用を始める前に行っておくべき作業について解説しようと思います。

ライフプランを検討して、資産配分を決定する
楽しむことが優先の趣味の運用とは違い、老後資金や教育資金のような大切なお金の運用については、どの方法でいくらから始めるということよりも、まずは将来に向けたライフプランの検討をしっかりと行うことが大切になります。
まず初めにライフプランの検討を十分に行って、今後のキャッシュフロー(予想収支)表に落とし込んでいく作業は、具体的な運用目標を定めるためも欠かすことができないからです。
そしてライフプランを検討する中で、保有している金融資産を家計口座(流動性資産)、使用予定資金、確実性資金(安全運用資産)、積極性資金(積極運用資産)など目的別に配分をして、それぞれの資産毎に目標とする運用利回りを決めるようにしたいものです。

目的別の分け方はそれぞれのライフプランに合わせて決めることが理想ですが、イメージとして例えばこのような形で4つに分けてみてはいかがでしょうか?

①いつでも引き出せるお金(流動性資金)

②使いみちが決まっているお金(使用予定資金)

③安定的に運用するお金(確実性資金)

④積極的に運用するお金(積極性資金)


いつでも引き出せるお金(流動性資金)
日常生活で使うお金や、突然の急な出費などに備えておくものです。
金額的には生活費の半年分程度が目安になります。
いつでも引き出せるようにしておかなくてはいけないため、1,000万円まで預金保護の対象となっている普通預金などに預けることになります。
そのため現在の金利環境では、この流動性資金から収益を得ることは期待できません。


②使いみちが決まっているお金(使用予定資金)
住宅のリフォームやクルマの購入、子どもの結婚資金援助などで、数年以内に使うことが決まっているお金については、使用予定資金として確保しておく必要があります。
預け先としては普通預金や定期預金が中心になります。
流動性資金と同じで、現在の金利環境では収益を得ることは期待できませんが、必要な時期にお金を使えるようにしておくことが優先なので、収益性が無くても構いません。


③安定的に運用するお金(安全性資金)
こちらは安定性を重視して用する部分で、日本人のポートフォリオに最も欠けている部分だと言われています。
生活していく中で流動性資金が不足してきた時には、この確実性資金の部分から補填できるように、できるだけ価格変動を抑え確実に運用することが求められます。
高い収益性は望まないで、期待する収益率はインフレターゲットの目標利回り(現在の日本は2%)程度で十分と考えましょう。
金利が高い時期にはスーパー定期や高格付けの社債などでその程度の収益は得られましたが、現在のような超低金利の環境ではリスクをとらずに運用しても収益は得ることは期待できません。
そのため近年は機動的に資産配分を変更することでリスクコントロールを行い、低リスクの運用を目指すタイプのTAA(タクティカル・アセットアロケーション・ファンド)を活用する人が増えています。


⑤積極的に運用するお金(積極性資金)
リスクを取って積極的にリターンを求めて運用を行っていく部分
です。
価格変動リスクや為替リスクなどを許容しながら、国内外の株式やREITなどの資産に投資をして収益性を求めていきます。
しかし、リターンとリスクは相関関係にあるため、高い収益性を求めれば、それだけ大きなリスクを抱えることにもなります。
そのため一定の投資知識や経験が必要になってきます。


<資産全体の配分イメージ>

グローバルの観点でお金の価値を守る
私達日本人が日頃使っている通貨は円です。
超低金利の環境とはいえ、今はまだ預金金利はマイナスにはなっていませんから、預貯金にお金を置いておけばお金(額面)が減ることはありません。
しかし、その円もグローバルの視点で考えれば為替の影響を受けています。

仮に現在1米ドル110円すると、為替が円高に動いて1米ドル100円になれば、世界的にはその円の価値が10%上がったことになります。
その反対に為替が円安の方向に動いて、1米ドル120円なった場合、その価値が8%程度下がってしまうことになります。

日本の食料自給率はカロリーベースで約40%しかありません。
6割の食料は輸入に頼っているのが現状です。
また、エネルギーや資源に関してはほぼ全てを輸入に頼っています。
資源が少なく、どうしても輸入に頼らなければいけないのが日本なので、為替が円安に振れてしまった場合、海外での食料やエネルギー・資源の購入にはより多くお金を払わないといけなくなります。
これはほんの一例ですが、このように世界経済は結びついているので、大切なお金の価値を守るためにも、グローバルの観点は欠かすことができません。

NISAやつみたてNISA、個人型確定拠出年金(iDeCo)を上手に活用したい
NISA制度の創設、個人型確定拠出年金(iDeCo)の対象者拡大に加えて、2018年からつみたてNISA制度が始まりました。
個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたてNISAについては、老後に向けた資産形成の手段として使われるものですが、NISAはすでに手元にまとまった資金がある方に向いている制度といえます。
一人当たり600万(120万×5年間)、夫婦合わせれば1200万の非課税枠があるので、税金面でのメリットは大きいですね。
これらはせっかくの税制優遇ですから上手く活用したいものです。

尚、現行の個人型確定拠出年金(iDeCo)は50歳以降に新規加入すると、60歳時点の通算加入者等期間が10年に満たないため、60歳の時点では老齢給付金を受け取ることができません。
その後受け取れる年齢に達するまでの期間は、掛金の所得控除という最大のメリットがない状態で、口座管理料を負担して、残高の運用を継続するしかありませんでしたが、今年(2022年)5月の改正でこのような期間は生まれなくなります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合は運用益が非課税になるメリットに加え、掛金の所得控除が受けられるメリットがあります。
今年(2022年)5月から原則65歳まで掛金の拠出ができるようになるため、定年後に延長雇用や再就職をして第2号被保険者として働く場合には、所得税等の税負担を減らしながら資産形成を続けることができるようになります。
そのため個人型確定拠出年金(iDeCo)は50歳を過ぎてからでも利用したほうがいいでしょう。

また、202210月以降はマッチング拠出を行っている場合などを除き、企業型DCの加入者でも規約変更などの要件なしに、本人の意思で個人型確定拠出年金(iDeCo)との同時加入が選択できるようになります。
そのため60歳以降も企業で働き続けるケースで、老後資金の準備が不十分である場合、個人型確定拠出年金(iDeCo)は最優先で利用したい制度になると思います。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。


<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

20211218日 SG久留米で講演
『資産運用の新潮流~ポストコロナを見据えて~
ファイナンシャルプランナー対象の勉強会で、これからの資産運用について解説を行いました。

プライベート

【ハシゴ酒】
1218日(土)に東京のクラブチームでアメリカンフットボールをしていた時のメンバーで、現在九州に住んでいる5人で集まって飲みました。

15時に博多駅に集まって立ち飲みから始めて、16時に呉服町のもつ幸でモツ鍋食べて、その後は大名のBAR、赤坂の立ち飲み屋、博多駅近くのカラオケ店と回りました。

プライベートチームの大会で2年連続日本一になった時の仲間と、久しぶりにハシゴ酒をして楽しかった。
一番年下なので、お酒を注ぐのが忙しかったですけどね。
体育会系の宿命なので、こればかりは仕方ありません。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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