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投資でリスクを上手にコントロールする3つの方法

<ニュースレター「マネーの知恵」 2019年10月発行>

公的年金だけでは老後資金が「2000万円不足する」ニュースが話題になりましたね。
このニュースを見て、新たに投資に取り組み始めてみようとする人が増えています。

その一方で、リスクを恐れて二の足を踏んでしまう人もいるようです。
わからない世界に足を踏み出すことに抵抗を感じるのは仕方ないと思いますが、投資は始めてみないと、いつまでも理解できないままで終わってしまいますし、実践しながらでないと経済知識や投資感のようなものが育ちません。
とにかく勇気を出して、最初の一歩を踏み出してみるのが大事だと思います。

投資におけるリスクとは?
投資に抵抗感を持つ方々の中には「リスク=危険」というようにとらえてしまい、リスクそのものへの間違った認識を持っている方が多くいます。
投資におけるリスクとは、実は「危険」のことではなく、「不確実性」のことを指します。

例えば飛行機に100回搭乗したとして、100回事故を起こす飛行機と、1回だけ事故を起こす飛行機のどちらのほうがリスクは大きいか?
世間一般の感覚では、100回事故を起こす飛行機のほうのリスクが当然大きいと考えると思いますよね。
しかし、資産運用の世界では1回だけ事故を起こす飛行機のほうがリスクは大きいと考えます。
なぜなら100回搭乗して100回事故を起こす飛行機は「確実に事故をする」ので不確実性はゼロです。
従ってリスクはありません。
しかし、1回だけ事故を起こす飛行機は何もなければいいのですが、100回に1回は運悪く事故に遭遇してしまうという「不確実性=リスク」が存在します。

また、リスクについてもう一つ確認しておきたいことですが、それは「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」という言葉があるように、リスク(不確実性)とリターンはトレードオフの関係にあるということです。
「ローリスク・ハイリターン」のような美味しい話はありえないのです。

とくに超低金利状態が続いている日本の現状では、ある程度リスクをとらないとリターン(収益)は期待できません。
どうやって上手にリスクと付き合っていくのかという視点で考えることが大切であり、そうしないとお金をふやすことが難しいですし、それ以前にインフレから資産を守ることすら出来ません。

リスクをコントロールする3つの方法
それではどうやったらリスクと上手に付き合うことができるのか。
それはリスクをコントロールする方法を知っておくことです。

リスクコントロールの手段として、最初に紹介するのは「分散投資」です。
運用の世界では「すべての卵を一つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。
これは万一、全ての卵を入れたカゴが落ちれば全ての卵が割れてしまうが、複数のカゴに卵を分けていれば、1つのカゴを落としても全ての卵が割れるような事態は避けられるということを意味します。

マーケットは生き物のようなもので、常に変化をします。
そのため将来を完全に予測することは不可能です。
そこで運用にあてる資産を
一つの投資対象に集中させないで、異なる値動きをする複数の投資対象に分けることで、資産全体のリターンのブレ(変動幅)を抑えようとするのが「分散投資」です。

もう一つの方法は「長期投資」です。
価格変動の大きな運用対象に投資をする場合、投資するタイミングによってリターンのブレ(変動幅)が大きくなります。
しかし、運用する期間を長くとることで、投資のタイミングによる影響を少なくし、より安定した運用を目指そうとするのが「長期投資」の考え方です。

銀行や証券会社・保険会社などの機関投資家に比べて、資金量や情報量で劣る個人投資家にとって「時間をかけた運用」ができることは唯一の武器だと思います。
日々の価格変動に一喜一憂しないで、じっくりと投資を行うことが結果的にリスクの軽減につながることが多いのです。

3番目の方法は投資対象を一度に購入するのではなく、時期を分けて購入していくという「時間分散」です。
例えば、毎月3万円などのように金額を決めて、定期的に一定の金額で購入していく「ドル・コスト平均法」と呼ばれる方法があります。
この「ドル・コスト平均法」を使えば、投資対象の価格が高い時は少なめ、安い時には多めに購入することになり、結果として全体の平均購入コストを引き下げるという効果が期待できます。

例えば、毎月という形でなくても、「ボーナスが出たらA社の株式を一定額購入する」とか、「季節に1度ずつ外債ファンドを一定額購入する」という方法でも、数年続ければ「ドル・コスト平均法」と同じ効果が出てくるはずです。

一度で購入してしまうと高値掴みをしてしまう可能性がありますから、それを防ぐためにも「時間分散」を意識しながら投資を行うことは大切ですし、とくに新興国株式のようなブレ(変動幅)の大きい運用対象に投資を行う場合には、「時間分散」の意識を忘れないで投資を行ったほうがいいと思います。

「分散投資」「長期投資」「時間分散」という3つの方法を紹介しましたが、これらを組み合わせることでリスクはある程度コントロールできるものです。
リスクを過度に恐れることなく、第一歩を踏み出してみてください。

【著者】
久保 逸郎(FPオフィス クライアントサイド代表)

ファイナンシャルプランナー
金融知力インストラクター
日経情報活用アドバイザー(日経メディアプロモーション公認)

<講師プロフィール>
高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。
大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。
相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。


<主なメディア実績>
読売新聞・朝日新聞・朝日新聞AERA・東洋経済・財界九州・エコノミスト・マネープラス・FPジャーナル・ファイナンシャルアドバイザー・TVQ九州放送「九州けいざいNOW」・FBS福岡放送「めんたいワイド」・九州朝日放送「ニュースぴあ」ほか

近況報告

2019921日 福岡県内の金融機関の資産運用セミナーで講演
最近のマーケットの状況や、今後の見通しについて説明を行いました。

プライベート

Xリーグ1AREAでの戦いがスタート】
コーチをしているアメフトのみらいふ福岡SUNSの、Xリーグ1AREAでの戦いが始まりました。
昇格1年目なので、全ての試合がチャレンジする立場。
厳しい試合が続いていますが、九州を代表するチームとして胸を張って戦っています。

831日(土) 神戸:王子スタジアム
みらいふ福岡SUNS 17-16 名古屋サイクロンズ

915日(日) 大阪:エキスポフラッシュフィールド
みらいふ福岡SUNS 20-23 ブルザイズ東京

929日(日) 大阪:エキスポフラッシュフィールド
みらいふ福岡SUNS 15-7 警視庁

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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