警固断層は今後地震が発生するリスクが最も高いと予想されている

2005年に起きたM7・0の福岡県西方沖地震は記憶に残っていると思います。
私は地震が起きた時は春日市の九州大学筑紫キャンパスのグラウンドでアメリカンフットボールの練習をしていましたが、北側の海の方向から「ゴォー」という音とともに揺れがやってきてビックリしたことを覚えています。
九州大学の窓ガラスが所々割れていましたね。
ちょうどタイミングよく避難場所にいたようなものなので、怪我などはしないでよかったのですが、自宅の熱帯魚を育てていた水槽が落下して、水浸しになってしまいました。
その時の地震を引き起こした警固断層には、割れ残りが存在しており、次にそこが破壊されることは多くの地震学者の共通認識になっているそうです。
しかも地震調査研究推進本部は今後30年以内に地震が発生する確率を4つのランクに分けて公表していますが、警固断層はその中で最も地震が発生する確率が高いSランクとのこと。
想定されている地震の規模はマグニチュード7.2。
天神地区を中心に震度6強、福岡市中心部ほぼ全域が震度6弱以上の揺れに襲われる想定とのこと。
今回の能登半島地震のマグニチュード7.6には及びませんが、阪神:淡路大震災や熊本地震(本震)のマグニチュード7.3に近いレベルの地震が、かなり高い確率で起きると予想されています。
そして警固断層の詳しい場所については、この動画が大変役に立ちます。
福岡・警固断層|福岡平野には谷が眠っている?自転車と電車で見にいこう
https://youtu.be/n0im3_Ku50k?si=B8w463OB1oWmelkV
福岡・警固断層(南東端編)|春日から筑紫野の住宅街の崖と温泉
https://youtu.be/4ZMs55G3auU?si=cEShbRFLWddGoxJo
自転車に乗って、天神周辺から警固断層を確認しながら南下していく動画ですが、撮影者は専門家レベルの知識を有していると思いますし、大変参考になります。
私も普段からクルマや自転車などで通っている場所が断層だったことを知って大変驚きましたし、興味が湧きました。
今回の能登地震を他人事として考えないで、日頃からしっかりと地震に備えるようにしておきたいですね。
地震保険に加入するかどうかを検討することももちろんですが、防災グッズや水・保存食、それにラジオや電池などの準備をしておくことが大事だと思います。
また、停電した時でもスマートフォンを充電できるように、ソーラーパネル式のモバイル発電設備やポータブル電源などもあったほうがいいかもしれません。
それぞれの状況に合わせて、地震への備えを考えてみてください。