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地震保険への加入が必要ないケースとは?

<メールマガジン 2016年5月24日>

2016年5月13日 九州朝日放送(KBC)ニュースピアでコメント

九州朝日放送(KBC)ニュースピアの取材を受けて、13日の同番組内の地震保険の特集で専門家としてのコメントが紹介されました。


ニュースピアの取材は今回が2回目。
前回は「消費税増税が住宅購入に与える影響」だったので、約2年振りです。


地震保険については取材を受ける機会は以前もあり、福岡西方沖地震の直後に朝日新聞AERA、昨年もRKB毎日放送の今日感ニュースの取材などを受けました。
東日本大震災の後は@niftyなど多方面にコラムを書いた記憶があります。


今回は先月の熊本地震を受けて、消費者の関心が高まっているタイミングということが特集の理由ですが、地震はいつ起きても不思議でないので、定期的にこのような特集があるといいですね。


地震のリスクは数千万円の経済的価値
取材では「地震保険に加入したほうがいいか」と尋ねられましたが、地震は日本中どこでも、いつ発生してもおかしくありません。


地震で被災して住む場所を失うというのは経済的価値で考えると、一般的に数千万円の損失になってきます。


保険に加入するかどうかの判断基準として、経済的損失を預貯金などの金融資産でカバーできるかどうかというのがありますが、数千万円という経済的損失を被るリスクは大きいので、一般的な回答としては「地震保険には加入したほうがいい」と答えることになります。


50%という補償の上限があるとはいえ、地震保険は国が運営する制度で掛け金もそれほど高くないですから、「少ない掛け金で、大きなリスクに備える」という意味でも加入することは意味があるはずです。


地震保険に加入する必要がないケースとは?
それでは地震保険に加入しなくてもいいケースは、一体どのようなものが考えられるのか?


結論から言えば、自宅等が地震で被災しても、金融資産で十分に生活再建ができるケースが考えられます。
いわゆる「お金持ち」の場合ですね。


また、一人暮らしを始めたばかりの若者のように、保有している家財等が少なく、被災しても経済的損失が小さく生活再建が容易なケースは、あえて地震保険に加入しなくても構わないでしょう。


耐震強度が相当高い住宅で、火災(延焼も考慮)や津波の心配がない場合も、地震保険に加入する必要性は少ないかもしれません。


例えば鉄骨やコンクリート構造の自宅で、隣家との距離があって延焼の可能性が低く、オール電化などで火災を起こすことが考え難いような場合が想定されます。


マンションなどの集合住宅特有のリスク
マンションは構造的には頑丈なので地震で崩れることはあまり考えられませんが、多数の方が住んでいるので失火の可能性は高いといえます。


上の階で火災が起きてしまうと、その消火のために下層階の部屋は水浸しになってしまうことが考えられます。


そのような場合でも失火法という法律によって、火災を引き落とした上層階の人は下層階の方々に対して補償をしなくてもよいことになっています。


そのためマンションなどの集合住宅については、建物そのものよりも家財のほうの地震保険の必要性が高いと思います。


地震保険の目的は被災者の生活再建
それに加えて認識しておくべきことことは、地震保険の目的は自宅の再建のためではなくて、被災者の生活再建にあるということです。


そのために国が運営しており、50%までという補償上限が設けられています。


自宅を被災前と同じように建て直すことはできなくても、ある程度の保険金があれば小さい自宅を建て直したり、中古住宅(マンション)を購入したり、賃貸に住み替えることは可能になってくると思います。


昨年12月に宮城県の被災地を見て回りましたが、現在でも仮設住宅で暮らしている方々が多数いらっしゃいます。
高齢者の中にはこれから住宅ローンを組むことができないので、「このまま仮設に住むしかない」と話される方もいました。

 

地震保険はそのようになってしまわないように、万一の際の生活再建費用という目的で作られた制度ですので、「50%までしか補償されない」などと考えてしまわないで加入するかどうかを判断するべきものです。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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