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稼ぐ仕組みを作ることが上手な米国人

<メールマガジン 2016年12月29日>

1213日・14日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が定例会合を開いて、政策金利を0.25%引き上げて、0.5-0.75%のレンジにすることにしました。


米国の利上げは昨年12月以来で1年振りですが、今回最も注目されたのがFOMC参加者の見通しでは、来年の利上げ回数が3回(各0.25%の利上げを前提)になると見込まれることです。


市場では来年の米国の利上げは2回との予想が大半であったことから、この点については多少サプライズ感のあるニュースとして受け止められたようです。


日本人が思っている以上に、トランプ政権への期待が大きいのかもしれませんね。


最近の米国の経済状況
それでは実際の米国の経済状況はどのようになっているのでしょうか?


FOMC参加者の予測では、2017年の米国の経済成長率は2.1%でそれほど高くはありません。しかし、9月の予想から0.1ポイント引き上げられているように、トランプ政権への期待はあることがうかがえます。


雇用環境については良好です。
毎月発表される雇用統計では「完全雇用」と言われる5%の水準を下回って、現在は4.6%になっています。


但し、仕事はあるものの賃金の上昇スピードは緩やかで、11月に至っては平均時給が25.89ドルで約2年振りに下がってしまいました。
これは10月分が+0.4%と高い伸びを示していた反動の可能性があるので、今後注意して見ていく必要がありそうです。


また、インフレ率の予想は1.9%となっており、それほど良くはありません。


全体としては仕事はあるので就労環境はよいものの、賃金の上昇は緩やかであるため、物価の上昇も伸びを欠いているといったところだと思います。
国民がトランプ大統領の経済政策に期待してしまうのも無理はないですね。


米国経済の強みは、稼ぐ仕組みを作ることが上手
このような米国経済ですが、その強みの一つは日本と違って個人消費が強い国であることです。


経済産業省のデータによればGDPに占める個人消費の割合は、日本が約6割であるのに対して、米国は約7割になっています。
底堅い個人消費は、米国経済の強みといえるでしょう。


また、知的財産からの収入が多いことも米国の特徴です。
2015年の米国の知的財産収入は1262億米ドルで、世界2位の日本の360億ドルの約3.5倍の規模になっています。


世界大学ランキングではカリフォルニア工科大学やハーバード大学、スタンフォード大学などの米国の大学が多く上位に入っていますし、研究開発費は日本の約3倍を使っています。


日本人のノーベル賞の受賞者が発表されても、日本ではなく、米国の大学で研究をしている人が多いのはこのような背景があります。

 

つまり優秀な大学を作り、研究開発費も出して、そして特許などをとって収入を得る仕組みができているのです。


頑張っていればなんとかなると思い込んでいる日本人との違い
それと日本人との仕事に対する考え方の違いがあります。


例えば日本人は仕事がうまく進まないときは「もっと頑張って働こう」と、さらに努力をする方向で考えてしまうことが多いと思います。
頑張っていれば何とかなるという考えが強いのです。


その一方で、米国人はうまくいかないときは「やり方が間違っているのではないか?」と仕事の仕組みに対して疑問を持ちます。
そして仕組みそのものの改善に取り組もうとします。


仕事=仕組み作り


このような考え方があるのですよね。
そのため稼ぐ仕組みの作り方は、日本人よりも秀でています。

 

具体的な例を挙げるとすると、スマートフォンでいえば全体の仕組みを作っているのはグーグルやアップルといった米国企業で、日本企業は頑張って優れた部品を多く作っているだけです。


パソコンであればマイクロソフトで、「面倒だ」と思いながらも今年ウインドウズ10にアップデートをした方も多いのではないでしょうか?
マイクロソフトのサポートが切れれば嫌でもパソコンを買い替えるしかありませんよね。


他にもマクドナルドやケンタッキーにスターバックス、保険のアメリカンファミリーやメットライフなど、日本人に馴染みのある米国企業は多いですよね。
つまり日本人に頑張って働いてもらって、その収益を米国に取り込んでいく仕組みができているのです。


もちろん日本だけではなくて、世界を相手に同じような仕組みを構築しています。
このような仕組み作りの上手さが米国経済の強みなのです。


前回のメールマガジンで日本の労働生産性の低さについて書きましたが、長時間労働で自殺する社員が出るほど頑張って、そして努力をして品質の高い商品を作っているのに、それほど収益に結びつけられていないのが日本人です。

 

真面目にコツコツと頑張れることは日本人の素晴らしい点ではありますが、少しだけ米国人の仕事に対する考え方を見習ったほうがいいのかもしれませんね。

   ごあいさつ

代表者 久保 逸郎

ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート

プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ

仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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