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<メールマガジン 2016年11月24日>
自殺した新入社員が労災認定をされたことを受けて、広告業界最大手の電通に世間の注目が集まっています。
少し前までは電通の「鬼十則」は称賛の声が多かったのですが、ここにきてこの「鬼十則」が長時間労働の風潮を作っているのではないかということで非難の対象になってきました。
【電通鬼十則】
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取組め! 小さな仕事は己を小さくする。
4.難しい仕事を狙え! そして成し遂げるところに進歩がある。
5.取組んだら放すな! 殺されても放すな! 目的を完遂するまでは...
6.周囲を引きずり回せ! 引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
7.計画を持て! 長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て! 自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ!! サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな! 摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。
広告業界は昔から長時間労働が当たり前の風潮があり、電通に対しても私は長時間労働のイメージを持っていたので何をいまさらという気もしますが、長時間労働に関する世間の目が厳しくなってきている中、日本を代表する広告会社が世間の感覚とのズレに気づいてこなかったことは残念に思います。
今回のことを契機に働き方を根本的に見直してもらいたいですね。
■世界の平均年間労働時間のランキング
今回考えたいのは電通がどうかではなく、長時間働くことは本当に効率が良いのかどうかということです。
これはOECD(経済協力開発機構)が2012年に発表した世界の平均年間労働時間のランキングです。
※()内は一人当たりの名目GDP(USドル) 2016年10月:IMF(国際通貨基金)
1位:メキシコ 2226時間(9,452 USドル)
2位:韓国 2163時間(27,221 USドル)
3位:ギリシャ 2034時間(17,988 USドル)
4位:チリ 2029時間(13,341 USドル)
5位:ロシア 1982時間(9,243 USドル)
・・・
11位:アメリカ 1790時間(56,083 USドル)
15位:日本 1745時間(32,478 USドル)
20位:オーストラリア 1685時間(51,180 USドル)
23位:イギリス 1654時間(43,902 USドル)
・・・
31位:フランス 1479時間(37,653 USドル)
32位:デンマーク 1430時間(52,138 USドル)
33位:ノルウェー 1428時間(74,597 USドル)
34位:ドイツ 1393時間(40,952 USドル)
35位:オランダ 1384時間(44,322 USドル)
日本は15位で中間的なランキングなので、このデータだけだと働き過ぎだとはいえなさそうですが、正社員のサービス残業が上記の労働時間に含まれていないという声があります。
また、1位:メキシコから5位:ロシアまでは新興国です。
かつての日本がそうであったように、新興国の場合は週休二日制が導入されていないことや、国の祭日が少なかったするので、どうしても年間の労働時間は長くなってしまいます。
そのため先進国と新興国を比べても意味がありません。
■長時間働いても成果に結びついていない日本人
さらに注目していただきたいのがカッコ内の一人当たりの名目GDP(USドル)のほうです。
一人当たりの名目GDPはよく生産性を表す指標として用いられるものです。
日本の一人当たりの名目GDP(USドル)は約32,478 USドルですが、これは1位:メキシコから5位:ロシアまでの新興国を除いて、上記に挙げた国の中では最低です。
いかに日本の労働生産性が低いかがわかりますね。
年に5週間の有給休暇が法律で保障されていて、3週間以上の長期休暇をとってバカンスに出掛けることが多いフランス人よりも稼ぐことはできていません。
また、4週間以上の休暇を取得することが珍しくないドイツ人よりも大きく劣っています。
この背景にあるのは、欧米人に多い「休みを楽しむために集中して働く」という姿ではないでしょうか。
ついついダラダラと働いてしまうことが多い日本人と違うところです。
典型的な例として、プロ野球のキャンプがあります。
グラウンドが狭いので効率的に練習できないという事情があるにしても、日本のプロ野球は朝から夕方までずっと練習をしています。
なかにはホテルで夜間まで行うこともあるようですし、休日なのに練習をする選手もいます。
マスコミも休日練習を行う選手をやる気があるような記事にしてしまっていますね。
一方、アメリカの選手は朝7時など早い時間からグラウンドにきて短時間集中してトレーニングを行って、午前中のうちに身体のケアなども終わらせて、午後からは家族などとリラックスして過ごします。
長時間の練習は行いません。
オンとオフの切り替えができていて十分に休んでいるため、イザという時にはすごい集中力を発揮します。
これは仕事でも同じです。
きちんと生産性にも結び付いているので、私達日本人も見習いたいところですよね。
「短時間集中して、残業をしないで成果を出す」
これからの日本社会で求められる大切な能力になってくるのではないでしょうか。
ライフプランと資産運用(投資)のエキスパート
プライベートでは週2回程度テニスをして、週末はランニング(マラソン)やキャンプ、スキー&スノーボード、シーカヤックなどを楽しんでいるアウトドア派。
大学時代から約30年間はアメリカンフットボールに携わっていました。
元オクトーバーベアーズ選手→コーチ→代表
'17~19みらいふ福岡SUNSコーチ
仕事やスポーツの時は真剣ですが、普段は温和な性格です。
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